教育現場で使える天気の教材をダウンロードできるようになりました
雲野郎(荒木)です。
『すごすぎる天気の図鑑』が出て、はや1年。
執筆段階から構想していたことが、ようやく実現しました。
教育関係者向けに、授業・講座・セミナー等でご使用可能な教材(画像・イラスト等)をダウンロードできる仕組みが公開されました!
メニューにもある「教材ダウンロード」からお申し込みして、ご利用いただけます。
『すごすぎる天気の図鑑』のほぼすべての写真・イラストが使えるようになっています。
↓みたいな感じです。
「この本のこのイラストを講座で使っていいですか?」というような問い合わせをちょいちょいいただいていた雲野郎は、「これって需要あるんだろうなぁ、できることなら全部公開してえ」と常々思っておりました。
理科教員の先生方にもヒアリングしたところ、例えば小5理科の「雲と天気」では十種雲形を扱うけれども、見分け方が教員の先生もよくわからんとか、同じ分類でもたくさん写真がみたいとか、やはり教育現場での需要はあったわけです。
一方、協力者の雲友さんから提供いただいているものもけっこうあって、版元さんのご意向や規則もあるだろうから、なかなかそう簡単にはいかないよな~と思っていました。
あと、以前はイラストをパワポのオートシェイプで作っていたので、「これを授業で使うのはなかなか勇気がいるなぁ」と想像していました(私は自分で作ってるので使っちゃいますが)。
そんななかで執筆していた『すごすぎる天気の図鑑』、イラストの図解をしっかり作り込めたことに加え、先読み読者の小学生の雲友さんにも好評いただけて、「もうこれはやるしかねえ!」と、教育現場で使えるようにする決意を固めたのでした。
それでも続編『もっとすごすぎる天気の図鑑』が出るまでは待てということで、待ちに待ってついに公開に至ったのです。
公開にあたっては、写真提供いただいたみなさまに教育目的での使用についてご賛同いただき、公開範囲の設定などKADOKAWAの担当さんに尽力いただきました。圧倒的感謝。どうもありがとうございました。
さて、改めて『すごすぎる天気の図鑑』では、空や雲、天気、気象について、写真やイラスト図解で楽しみながら学べるように解説しております。 空や雲の観察に加えて、観察によって天気の変化を知る方法(観天望気)、気象災害をもたらす現象のしくみ、防災気象情報の読み解き方などについても紹介しています。
理科・地学で扱う内容も一部フォローしており、総ルビなので小学生から読み進めることができます。
つまり、学校などでの理科教育だけでなく、気象や防災の普及啓発の現場でも使える教材になっているということです。
使用可能範囲はできるだけ広めにできるように版元と調整しまして、「教育機関における授業、講座、セミナー」としています。 要は教育目的であれば利用可能で、どこかしら教育要素がある(と解釈できる)組織に所属していればOKということです。 (小中高校や大学、国、自治体、学会、関連団体、学習塾などなど)
というわけで、学校の教員の先生方はもちろん、気象予報士、防災士、自治体や国の職員、塾講師などなど、多くの方にご利用いただけます。
ただ、注意事項にあるように、パワポなどでのスクリーン投影、オンラインWeb会議サービスでの画面表示はOKなのですが、対面での紙での印刷資料の配布は、終了後に回収して破棄する場合に限るとなっています。 二次使用や転載はもちろんNGですが、録画・配信もNGとなっておりますので、ご了承ください。
今後も教材は増やしていく予定ですので、理科・気象・防災などの教育・普及啓発にぜひご活用ください。
ところで、ほかにも使えるものがありますので、参考としてご紹介しておきたいと思います。
解説動画
『すごすぎる天気の図鑑』『もっとすごすぎる天気の図鑑』のすべての項目について、数分~10分程度の短い解説動画をYouTubeチャンネル「荒木健太郎の雲研究室」で公開しています。
書籍では伝えられない映像や簡単な実験の様子なども紹介しています。すでに理科の授業で動画を見るなどの利用もされているようですので、適宜ご活用ください。
こんな感じで実験などもあります。
5月7日に放送されたTBSテレビ「王様のブランチ」でもやった実験です。実験は楽しいですね~。
科学的な自由研究ガイド
科学的な手法による自由研究の取り組み方を紹介している『科学者になれる!すごすぎる自由研究ガイド』を公開しています。
テーマ設定から疑問の見つけ方、仮説の立て方、研究の進め方、データ分析の仕方、研究内容のまとめ方などを説明しており、科学研究の基礎であるために、小学校から高校だけでなく、大学・大学院や教員の先生方も活用可能です。
下記のようなまとめ以外に書き込める総ルビのデータを公開しています。
教育現場等での印刷掲示・配布なども自由にできますので、ぜひご活用ください。
防災に関する教材
自然災害への備えや災害時の対応などを専門家有志でわかりやすくまとめた『コロナ禍でもすぐできる!防災アクションガイド』を公開しています。
これまで、大雨・台風、熱中症、天気の急変、大雪・暴風雪、地震・津波のほか、災害時のSNSリテラシー、在宅避難の備え、被災時の生活と住まいの再建などについてまとめました。
SNS等でシェアフリーとしており、すでに自治体や学校等での活用実績があります。
教育現場等での印刷掲示・配布など自由に行えます。ご活用ください。
理科・気象・防災などの教育・普及啓発の現場にいらっしゃるみなさまに、少しでも助力できればうれしく思います。